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そこは、なんとも賑やかで華やかなファンタジー異空間ワールド。
鳥たちはピートルズをsinging。
花たちはエルピス・ブレスリーでdancing。
小さなムシたちはレッド・ツェッペリソをplaying。
イェ〜イィィィ!
そこでは木々も喋るし、動物たちもしゃべりまくり、アォッ!
しかも日本語で。いぇ〜いぃぃ!
今回登場するのは、 ゾウの”ジェイク” とイヌの”ポッキー” 。
幻想的で不思議な森に、今日も何かが起ころうとしてますよ・・・。
あれ?
いったいどうしたことでしょう。
森の動物たちがぞくぞくと広場に集まってきています。
どうやら・・・、森の女神であるグィーン様が召集をかけたようです・・・。
いつもきまぐれのグィーン様にはみんな困っているのですが、女神様だけに逆らうこともできません。
神様の命令は絶対ですからね。
そして、女神様はこう言いました。
「今からちょうど3ヶ月後にレースを開催しますわ!
名づけて、”ローリング ストーン”!
ルールは簡単。
大きな丸い石をゴールまで運ぶ、ただそれだけよ!
優勝者にはなんと!”どこでもハッピードア”を贈呈しますわ! コレ→→→→→ 
ただし!出場できるのは、2匹のみ!
くじ引きで決めますわよ、いいかしら?」
なんだって!?
”どこでもハッピードア”といえば、今世界で1番アツいアイテムではないですか・・・。
ドアを開けば、その向こうに必ずしあわせがあるという伝説の扉・・・。
うそだろ?す、すげぇ・・・。
ということで、出場を賭けた大抽選会が行われたのでした。
そしてその結果・・・、誰もがうらやむ出場を決めたのがこちらの2匹。
ゾウの”ジェイク” とイヌの”ポッキー” 。
ああぁぁぁ、どう考えてもゾウが有利です。
っていうか、ゾウの勝ちでしょうね。
だって大きな丸い石は、ポッキーの3倍も大きいのですから・・・。
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ジェイク
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「ポッキー、ごめんよ、僕は手加減しないからね。
勝てるとわかっていても手を抜かないのが僕の主義なんだ。
”どこでもハッピードア”は、僕がいただくよ。
あぁ、ドアの向こうには何が待っているんだろう・・・。」
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そういってジェイクは、立ち去って行きました。
それからの3ヶ月というものジェイクは、あれやこれやと楽しい想像を膨らまして、ワクワクドキドキしながら暮らしました。
さて、ポッキーの方はというと・・・、ずいぶんと困っていました。
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ポッキー
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「なんでジェイクが相手なんだよ!?
勝てるわけないじゃん!体の大きさが違いすぎるよ!
でも・・・、僕だって”どこでもハッピードア”がめちゃくちゃ欲しい!
あぁ、どうすればいいんだろう?
んん・・・、考えたところで答えなんて浮かんできそうにないなぁ。
悩んでも仕方ないし、それだったらとりあえずトレーニングでも始めてみようかな・・・。
負けたとしても、ムキムキになってモテモテになれたらラッキーだし・・・。」 |
それからの3ヶ月というもの、ポッキーは気楽に、しかし着実にトレーニングをしながら、とても楽しく過ごしました。
それから3ヶ月後のレース当日。
この日のために集まってきたたくさんの動物が見守る中、
スタートラインに立つ ”ジェイク” と”ポッキー” 。
「よぉ〜い、ドン!」
ゴロゴロゴロゴロゴロゴロ・・・・。
さあ、ついにレースがスタートしました。
あぁ・・・、やはりジェイクの勝利は誰が見ても明らかです。
その差はどんどん広がるばかり・・・。
あまりに差が広がってしまったのでポッキーは、まもなく立ち止まってしまいました。
そしてついには、座り込んでしまったのです・・・。
何かを考えているようにも見えますが、どうでしょう?
このままリタイアしてしまうのでしょうか・・・?
すると、ポッキーは突然ムクッと起きあがり、何を思ったのかゴールとはまったく逆の方向に向かって、石を転がし始めたのです。
動物たちがザワザワと騒いでいるのを横目に、ひたすらせっせと逆方向に転がしていきます。
はて?
ポッキーが目指すものは・・・?
あぁ、どうやら・・・、山のようです。
山の頂上めがけて石を押し登っていくではありませんか!
そんな荒業ができるのもきっと、トレーニングのおかげでしょう。
なんとか頂上に辿りついた時のポッキーの笑顔といったら・・・。
しばらく景色を眺めたポッキーは、「エイッ!」
山のてっぺんからゴールの方向にチョンと石を押し出したのです。
ドドドドドドドドドドッッッ・・・・・・・!!!!!!!
まさにローリング ストーン!
いや・・・、
もしかするとこれこそが、
ROCK’N’ROLL!?
1度転がり始めると、石はもはや誰にも止めることはできませんでした。
一気に山を駆け下り、そのまま勢いに乗ってゴール直前だったジェイクを追い抜きゴ〜〜〜〜ル!!!
ポッキーは劇的な大逆転で”どこでもハッピードア”を手にしたのです・・・。
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ポッキー
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「イェ〜イィィィ、やったぜベイビー!
こんな僕が勝ったなんて、まだ信じられないよ。
やっぱり僕は幸運の持ち主なんだろうな・・・、うんうん・・・。」
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石を逆方向に転がすというとんでもない発想が生まれたのは、おそらく偶然でしょう。
でも・・・、
ポッキーが勝ったのは、本当に運なのでしょうか・・・?
森の動物たちが見守る中、ポッキーは”どこでもハッピードア”の前に立ち、
めちゃくちゃ嬉しそうな笑顔で、みんなに向かってこう言ったそうです。
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ポッキー
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「僕が行きたいところはもう決まってるんだ。いやぁ〜、楽しみ楽しみ!
では、いってきま〜す!」 |
カチャッ。
ドアを開き、ポッキーはドアの向こう側へと旅立っていきました・・・。
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人間の世界へ・・・。 |
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